チャペルコンサートシリーズ2018
Vol.1 津田 能人オルガンソロコンサート
2018年6月2日(土) 14時開演
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565 / J.S. バッハ
Toccata et Fuga d- moll BWV565 / Johann Sebastian Bach ( 1685-1750)
オルガンのための音詩 「化身」(2011) / 中村 滋延
Keshin (Reincarnations) Tone Poem for Organ / Shigenobu Nakamura ( 1950*)
小フーガ ト短調 / J.S.バッハ
Fuga g-moll BWV 578 / J.S. Bach
ファンタジーとフーガ ト短調 / J.S. バッハ
Fantasie et Fuga g-moll BWV 542 / J.S. Bach
バッハの有名なオルガン作品のほかに演奏されたのは、中村滋延氏のオルガン作品「化身」。
インドヒンドゥの神ヴィシュヌの化身に着想を得て作曲された。ヴィシュヌは10の姿に化身してこの世に
現れるが、本作ではヴィシュヌの10の変容を10の部分によって構成することで変容のさまを表現している。
作中に用いられる基礎動機が、姿形を変えて何度も登場する。
2011年9月に作曲され、作品の最後には東日本大震災犠牲者への追悼と復興への祈りが込められている。
中村氏はご自身のHPでこの作品について自ら解説を記されている。
中村氏は1950年大阪生まれ。同志社高等学校卒業後愛知県立芸術大学及び大学院において作曲を学ばれ、
1974-1976年DAADの奨学金を得てミュンヘン音楽大学に留学。
交響曲を含む多くの作品に加え、テレビドラマのための音楽、電子音楽等幅広い作曲活動を展開。
現在九州大学名誉教授・相愛大学大学院客員教授。
中村滋延氏のHPはこちらから。
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