2019年度がスタートとしたと思っていたら、
あっという間に連休に突入だという。時間は瞬間に過ぎる。
盛りだくさんで初挑戦ばかりだった2018年度だったけど、
2019年度ももっと挑戦してやれと思ってたりします。
チャペルコンサートシリーズを立ち上げて2年目!
学校開催のイベントは、いろいろな事情であまり早くから
シリーズ準備に取りかかれません。
ようやく6月と11月のvol.1,vol.2の演奏会チラシを発注し、もう少ししたら手元に届くことに
わくわくしています。
シリーズ第1回の6月23日(日)の公演、メインのゲストプレーヤーは、チェリストの上森祥平さん。
上森さんは、バッハの無伴奏チェロ組曲を一回の公演でなんと全曲演奏されるというお方。
さらにバッハの作品の合間にマレやヒュームなどのバロック作品から
サーリアホやクルターク、パク=パーンなどの現代曲まで何とも粋に散りばめた、
(しかもピンポイントに私の好きな作曲家ばかりだった)
いろんな意味で心臓やぶりのプログラムを一日で弾ききるという
超人ぶりを発揮される演奏会を、2008年から毎年続けておられる。
もうそれだけで、演奏家としての説明は十分な気がする。
私は2010年に公演のチラシを見て、演奏を聴く前から感動して
東京の演奏会場へ向けて新幹線に乗ったわけでした。
演奏会の初めから終わりまで圧倒され続け、関西ではこんな公演になかなか出会えないことを
激しく残念がりながら帰京したのはついこの間のことのよう。
そんなチェリスト上森祥平さんと、まさかご一緒に演奏できる日がくるとは、夢にも思いませんでした。
企画当初は「チェロソロでお願いします」と持ちかけたのですが、
「デュオをしませんか」と尋ねられ、それからいつの間にか「チェロアンサンブルとかどうですか?」
という流れに!なんという贅沢。
チェロ5本で、しかもこんな素晴らしいプレーヤーの方々。
写真左から上森 祥平さん、城甲 実子さん、福富 祥子さん、玉木 俊太さん、大熊 勇希さん
岩倉のグレイス・チャペルは、音がふわっと響いてくれる。
チェロ5本がどのように響くのか、またオルガンとその響きがどう絡みあうのか、
初めての試みで本当にわくわくどきどき。
プログラムの中で、チェロ5本のベートーヴェンの3番もかなり楽しみだけど、
個人的にはブルッフの「コル・二ドライ」にぐっときています。
もとはチェロと管弦楽のための協奏的作品で、チェロという楽器の良さを
ぐいぐいと聴き手に訴えかける作品。
聴きなれないタイトルは、ユダヤ教の典礼歌「コル・ニドレ」の旋律に由来している。
タイトルに用いられるように、ブルッフがユダヤ音楽にインスピレーションを受け
書かれたものである。(1881年初演)
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