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vocal plusの誕生

新しく声楽アンサンブルを立ち上げました。

vocal plus (ヴォーカルプラス)といいます。

「一つの声からプラスされていく」というイメージで名付けました。

2021年12月19日(日)第4アドヴェントの夜に、京都にある日本キリスト教団洛西教会の

クリスマス特別夕礼拝で初披露となりました。

合唱指揮は歌うこととは別に好きなことでもあったけど、実際に自分のコーラスを

持つのはまだまだ先だと思っていました。

だけど色々なことが重なり、繋がっていった先に形になりました。

この2年特に強く感じている、「今だからこそ」できたことの一つであったと思います。

 

私も歌い手の一人となって、今回は計9名でメンバー構成しました。

3分の2は大学生で、少人数だからこそ1人1人の声をよく聴いて、みんなで上手くなりたいと、

地道に練習していました。

合唱団立ち上げ準備グループみたいな感じで練習を始めたのは今年の春の緊急事態宣言発令下。

声を出すことを許される場所もなかなか見つからないような状況でした。

少人数でなら、短時間なら対策しながら何とか練習していけるかもしれない。

一人一人がスキルアップしたら、面白い事ができるようになるかもしれない。

そんなスタートでした。

高校でのかつての教え子で、現在は神学部に通うA君が私の野望に共鳴してくれました。

少しずつ興味を持つ学生を集めてくれて、皆で日程を合わせて少しずつ、

ジョスカン•デ•プレの「アヴェ•マリア」を練習し始めました。

グループで一緒に作る感じがいいなと思い、選曲はA君の希望をチョイス。

でもこのグループの難点は、皆が揃うことがほぼ皆無で、いつも何かのパートが欠けること。

SATBが最低1人でも揃うようになったのはようやく秋のことでした。

 

 

声楽アンサンブルとして名前を付けて始動しようとなったきっかけは、

たまたま諸事情が重なり練習に私とA君(バス)とテノールのB君しか集まれず、

B君がアルトも歌えるというので「3人でできるかも?」とコダーイの

「Veni, veni Emmanuel」を歌ったときのこと。

3人で何ができるのやら、という思いで始めたものの、徐々に良くなっていく感じが

何だこれ、楽しい。

その日のうちにクリスマス特別夕礼拝(音楽礼拝)をすることが

決まってしまったのです。

 

プログラムについて書くのはまた今度。

小さな教会でひっそりとデビューするつもりだった夕礼拝は、礼拝堂からはみ出すほど

多くの人に足を運んでもらい、同時配信も結構見てもらい、

驚くほど多くのポジティブな反応をもらいました。

岩倉キャンパスでのクリスマスイベントが2年続けて規模を縮小して動画配信のみという

事情があったからこそできたことかもしれない。

でもとにかく、こういうグループが誕生できたことにとても感謝しています。

少しずつ育てていけますように。