あっという間に月が変わってしまった。
感染者数が日に日に何倍もの数で増え、あちこちで休園や休校が急増し、
対面授業ができたと思ったらオンライン授業が続き、毎日が途端に不安定になった。
と思ったら月日が経つのが恐ろしく早く感じられるようになった。
余裕なんてとてもない、ということなんだろう。
「明日のことは明日思い悩め」ということが現実的でない。
明日に回したら明日はどうなっているかわかったもんじゃない。
先が不確実になると、日常の力をかなり奪われてしまい、精彩に欠いている気がする。
オリンピックの報道を見ていると、選手たちはこんな状況の中でどうやってモチベーションを維持しているのだろうと心底驚嘆する。
アスリートの置かれた状況はもっと過酷に違いない。
ところで、先日から今年形にしたいと思っているいくつかの音楽(芸術)プロジェクトのZoomミーティングを複数並行で行っている。
コロナで具体的な形がなかなかイメージしにくいプロジェクトを、3つ抱えている。
できるのか、できないのか。それさえもわからない。
3つのプロジェクトはそれぞれ独立して進められていたので関連性はなかったはずだけど、不思議なことに似た性格を共有していると思うようになった。
それはきっと、「世界の狭間」みたいなものを表現しようとするプロジェクトたちだ。
今年、きっと陽の目を見ますように。
先日のミーティングで話題にしたヘンリー・カウエルの「エオリアン・ハープ」を聴いて元気を出そうと思う。
ケルンのムジークファブリックから、ロックダウン中に公開されたもの。
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