新しい革袋

学校の学年末に差し掛かり、試験やら評価やらですっかり余裕を無くしてしまっていた。
合間を縫ってワクチン接種に赴いたところ、非常に医師の腕が良かったのかチクリとも感じず、むしろ本当に注射してくれたのか半分疑いながら帰路についているくらいだ。

この2年、コロナ授業と言うべきなのか授業計画を丸ごと変えざるを得なかった。
コロナ1年目に試したことは割と手応えがあって、2年目はそれをもう少し煮詰めたものにした。
10年近くかけて作ってきた授業プランをごそっと変えるのは(しかも否応なく、そして早急に新プランを考えないといけなかった)それはそれは大変であったけど、一度道を逸れてみると従来のプランの課題もたくさん見えてきた。
もちろんコロナ授業の課題も沢山見えてきた。
これを続けててはいけないと、はっきり思った。

そして音楽の授業環境に関しては、当分コロナ前の状態には戻らないと思っている。

数週間前にはっきりと、今までの授業プランを全部捨ててみようと決めた。
さて、どうしよう。
でもすごくすっきりしている。
要するに、今までの革袋が古くなってどうにも合わなくなってきたという話なのだろうな。